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 伝説の木挽き職人との出会い


 

林以一さんとの出会い

ある方の紹介で「伝説の木挽き職人」と呼ばれている林以一さんの仕事ぶりを拝見することができました。

私たち木に携わる仕事の中で最も難しくまた重要な工程は原木からいかに良い板をとるか?です。
今は製材機でやってしまいますが昔は職人が大鋸(おが)を使って挽いていました。
林さんはその木挽き職人のなかで現在日本一の腕があると言われています。

桐 桐箱 桐箪笥 桐たんす 桐衣装箱 新日本様式
伝説の木挽き職人


 
 林以一さんの仕事

 
桐 桐箱 桐箪笥 桐たんす 桐衣装箱 新日本様式
木を読む

 木を読む

原木と言ってもその木が育った土地、土壌、水、日光などの条件によってかなり違いがあります。
また、内部に節や虫に食われた傷などがある場合があり、それらを避けて木目の良い、且つ傷の無い良質の板を挽くことはまさに職人技、長年の経験や勘、木を見極める鋭い眼力が必要です。


 

 木を読む

この日の仕事はケヤキの原木から幅60cm長さ200cm厚さ30cmの板を挽くことでした。お寺の山門に掲げる看板にするそうで施主さんからは「とにかく良い板を・・・」とのことでした。
ちなみにこのクラスの板のなると最高一枚数百万円になります。
当然原木自体の価格も高いので失敗は許されません。真剣勝負です。
確認は何度も行われます。

桐 桐箱 桐箪笥 桐たんす 桐衣装箱 新日本様式
木を読む

 
桐 桐箱 桐箪笥 桐たんす 桐衣装箱 新日本様式
木を読む

 木を読む

林さんの判断で原木の最良の部分にたどり着くまで原木は切り詰められます。
ケヤキの原木は重くて太いのでたくさんの人力や重機が必要です。
皆林さんの指示で一糸乱れぬチームワークで作業が進められます。

周りは緊張に包まれます。


 

墨付け

「ここは」っと見極めたところに印しを付けます。これを「墨付け」と言います。
この日の墨付けは何度も何度も直されながら決まりました。
これが出来れば後は大鋸で挽き始めます。

この日も当然素晴らしい木目のケヤキの無垢板が採れました。

つくづく思うのですがこの仕事は決して機械に替われない作業があります。
まさに「原木を読む」
素晴らしい仕事ぶりを見せていただきました。
私もいつかこのような仕事がしたい。 感激の一日でした。

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墨付け

 

木を読む

木を読む

林以一さんの木挽きの仕事についての考え方、そしてそれを通して得た自然観、人間観はその著書「木を読む」(小学館)で詳しく語られています。
私自身もこの仕事をしていて感じることは木も人間もやはり育った環境で大きく影響されると言うことです。

記念に林さんから直接この本にサインをいただきました。